ウエットスーツ メンテナンス[ 其の弐 ]ジャージ素材のウエットスーツがメインとなる春夏シーズン。
こんな感じで、お腹やお尻の辺りに
べったりとWAXはついていませんか?
ジャージスーツについたWAXは
濃い色のスーツでは白く見えるので、お猿さんのお尻みたいだし、
薄い色は、WAXが汚れを吸収しているので古そうなスーツに見える。。
どちらも見た目はよくないですね。
そんなウエットスーツを簡単クリーニング! 用意するのは、WAXリムーバーと布切れ。(今回はTOOLSの液体WAXリムーバーを使用)

WAXリムーバーは、液体のもので無香タイプがお勧めです。
布切れは、何でも大丈夫ですが、毛ぼこリの少ないものが◎。
1)WAXリムーバーを布切れに適量とり(吹きつけ)、
2)スーツの汚れを軽く叩きながら、
時に軽くこすりながら汚れを落としていきます。(
注意:強くこすらない事!)
注意:すべての素材でテストはしていませんので、もしかすると色落ちや表面繊維にダメージを与えるものもあるかもしれません。目立たない場所でテストを行ってからご自身で判断してください。
注意:汚れが広範囲の場合は、クリーニングした箇所としていない箇所でムラが出るのでご注意ください。各箇所のパネルごとに行ったほうがよりきれいに見えます。
軽く落としただけでこの通り。これだけ汚れていたってことですね。
3)汚れを落として乾かして、
さらに布切れの毛ぼこリをコロコロで取れば完璧!

見比べると、これだけの差が。。。
ステッチ(糸)部分もスッキリきれいに。

あと半分もきれいにすればこの通り。

見違えるようにきれいになりますね。
ウエットスーツ衣替えのシーズン、是非お試し下さい。
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ウエットスーツ メンテナンス[ 其の壱 ]今回はウエットスーツの接着の修理方法を
市販のウエットスーツボンドを使ってご紹介します。
サーフィン中にフィンが当たって切れたり、無理な体勢を
取って破れてしまった、接着部分が剥がれてきた、などなど、
ウエットスーツに破れ、割れ、キズなどはよくあります。
専用ボンドはよく売られているけど、うまく接着できない
という方も多いのではないでしょうか?
ウエットスーツのボンドは、「塗ったら乾かす!」が基本。
今回の修理箇所は、ラバーの表面のキズ↓

この一通りの修理方法を順を追ってみていきましょう。
まず、作業に入る前に、
必ず換気を行ってください。
ボンドは溶剤です。別途取扱説明書も必ずご覧下さい。
また、傷口の汚れを落とし、よく乾いているか確認してください。
ご用意いただくのは、
1)市販のウエットスーツボンドと、丈串。
(短い爪楊枝より、長い丈串のほうが◎)

2)丈串に少しだけボンドを取り、

3)修理する箇所の両面に、

4)ボンドを薄く塗ってください。

薄く塗ったら、塗布部分を開いたまま
10分程度そのまま乾かします。
※パーツとパーツの間など、元々接着がされていた箇所については、
割れ目にボンドを塗ると、元の接着剤が反応して余計に割れ目が
広がっていきますので、出来るだけ広がらないように塗布して
ください。5)乾いたら切り口部分がズレないように接着し、
強めによく揉んでください。

6)これで完了です。

近距離でこのくらいですから、遠くから見ても目立ちませんね。

よく、盛るようにべったりとボンドを塗っている方を見かけますが、
見た目が悪いだけでなく、表面は比較的ボンドがのりにくいので、
そこからまた剥がれてくる可能性がありますので、断面のみに塗布
するのがベストです。
この他にも、以下のようなウエットスーツの
パーツのつなぎ目にも応用可能です。
[ラバーとラバーのつなぎ目]

[ラバーとジャージのつなぎ目]

なお、ジャージ部分の修理には、この方法は使えません。
ジャージ部分の裂けやキズには縫製が必要ですので、
TUTTOユーザーの方は、直接お問い合わせください。
2011年11月~2012年5月(冬シーズン)
最新!!エリア別 お勧めウェットスーツ【東北・茨城・千葉北・北陸・日本海エリア】
冬用ウェットスーツの5×3㎜以上が理想。
寒くなるにつれて、ブーツやグローブ、ヘッドキャップなどが必要になってくる。3×3㎜だと厚みがない分、水の冷たさを感じやすいので3×3㎜はあまりお勧めできない。
■お勧め素材 / 厚み
冬用TXモデルのノンジップまたはジップタイプで、
暑がりな人:ヒートプレミアムV 5×3㎜
普通: ヒートブレイン 5×3㎜
寒がりな人:ヒートマグマックス 5×3㎜【千葉南・湘南・静岡・伊勢・和歌山エリア】
冬用ウェットスーツの5×3㎜がベター。
ただ、天候にもよるが、比較的天気の良い日の千葉南・湘南・静岡であれば、3×3㎜でもOK!(ブーツ&必要に応じてグローブ着用)
ただし、バイクや自転車で移動する人はご注意を。生地に厚みがない分、移動中に寒さを感じやすいので、上着やズボンは必需品。
また、寒がりな方は5×3㎜がベスト。より暖かい素材を選ぶことをお勧めする。
もし暑ければ海水などを入れて調整できるが、寒くなった場合は必要以上に動き回るか、一度海から上がるしかないから、一つ上の暖かさは間違いなく重宝するでしょう。
■お勧め素材 / 厚み
冬用TXモデルのノンジップまたはジップタイプで、
暑がりな人:ヒートプレミアムV 3×3㎜ または ヒートブレイン 3×3㎜
普通: ヒートマグマックス 3×3㎜ または ヒートプレミアムV 5×3㎜
寒がりな人:ヒートブレイン 5×3㎜ または ヒートマグマックス 5×3㎜【四国・九州エリア】 比較的温暖な四国・九州ではあるが、やはりラバーのウェットは必需品。
冬用ウェットスーツの5×3㎜がベターではあるが、他のエリアに比べ、温暖なこともあり3×3㎜はお勧め。(必要に応じてブーツ着用)
ただし寒がりな方は5×3㎜がベスト。もし暑ければ海水などを入れて調整できるが、寒くなった場合は必要以上に動き回るか、一度海から上がるしかないから、一つ上の暖かさは間違いなく重宝するでしょう。
■お勧め素材 / 厚み
冬用TXモデルのノンジップまたはジップタイプで、
暑がりな人:ヒートプレミアムV 3×3㎜
普通: ヒートプレミアムV 5×3㎜
寒がりな人:ヒートブレイン 5×3㎜ ※厚み3×3㎜の場合は、運動性能が上がる分、運動量が多くなり、体温を維持する。
ということが前提となります。ポイントの波の状況、天候により適さないことも
ありますので、この点を予めご理解の上、ご検討ください。
また、素材や厚みで迷った場合はご連絡ください。
入られているエリアや希望などを是非教えてください!
色々な角度からご提案させていただきます。
お問い合わせはこちらから!
http://www.tutto.jp/order/otoiawase.htm
■ウェットスーツに適した素材の伸縮率■
じつはウェットスーツの生地は伸びれば良いというものではないのです。
スーツ形状を維持しバランスを保つためのパネリング、さらには体に圧をかけることによって生み出される身体パワーがあるためです。ウェットスーツは、密着したスーツが体の動きに合わせ伸縮を繰り返します。この動きに必要な最大限の伸縮率を持ったのが、TXシリーズの素材です。
まず見ていただきたいのが、下の3枚の写真です。
・ヒートプレミアムV

ヒートプレミアムVかなり伸びていますね~。見た目だけでも約2倍の伸び率です。
この素材、ライダーたちが引っ張ってみて「何これ?すげー伸びる!」というレベルです。伸び率については「十分!十分!」と皆納得します。
ちなみに画像の中で伸ばしているのは女性です。
男性二人で伸ばせばもっとすごいことになっていたでしょう。
そして次にヒートブレイン(※現在はレッドカラーに変更されています)
。

ヒートプレミアムVよりさらに伸縮性があるのがわかると思います。
表面の繊維の構造の違い等で、伸び率がかなり違ってきます。
そして最後、ヒートマグマックス。

これはすごい伸縮率です。
おそらく画像(画面)以上に伸びるのですが、比較しやすいように、
他の2つの素材と同じくらいまで伸ばしてみました。
なぜなら、見てみてください。縦の幅です。縦の幅。
他の2つの素材は横に引っ張られている分、
縦方向の幅が細くなっているのに対して、
ヒートマグマックスは縦の幅をキープしています。
ではどういうことでしょう?
そう、伸び方向に対して、もう一方向の伸縮率が高く、
面全体で余裕を保っていて伸縮率が高いことが伺えます。
そのため、サーフィン中の縦方向の運動性能と同時に
横方向のひねりを加えても、体に負荷をかけにくいと言えるわけです。
素晴らしくないですか?この伸縮性の実験からは、各素材の伸縮性をご覧いただいただけでなく、見た目の「伸び」に加え、それぞれの伸縮性の特徴がお分かりになったのではないかと思います。其の⑤「速乾性比較」に続く。
■ 圧倒的な繊維量のマグマックス!繊維、断面比較 ■
前回の「はっ水性」の実験でも見て取れるように、ヒートマグマックスの圧倒的な繊維量に驚きです!
こちらを見てください。素材の断面です。
ググっと、ズームしちゃいます!

ベースはゴム素材(黒い部分)ですが、その上にマットされている繊維の断面を。
マグマックス、
圧倒的に厚みがあります!わかりますかね~、この密集度も!そしてなぜだか安心感も。肌に当てたときの柔らかな肌触りも良いですね~。
では一つずつ見ていきます。
・ヒートプレミアムV
ヒートプレミアムV表面はしっかりと前面を覆っていますね。
この繊維量とループ状になった中空糸は間違いなく暖かい。
湘南エリアでは、ヒートプレミアムVの3×3㎜で真冬を超す方が何人もいるほどです。
また、この素材のベースを過去4年使用し続けていますが、伸縮率の安定感が素晴らしいのです。
個々のメンテナンス状況にもよりますが、かなり良い状態を数年キープできる優れもの。
ですので、この上のヒートブレインやヒートマグマックスは、もっとすごいのです!・ヒートブレイン(※現在はレッドカラーに変更されています)
ヒートブレインは基本的にプレミアムVにプラスα保温ポケットが付いています。
昨年までTUTTOで一番高い素材でした。起毛面を覆う繊維と、ループした中空糸、
それにジャガード加工を施すことにより、保温ポケットを作りだし、保温効果を最大限発揮する、というものです。
オリジナルカラーのココア色も人気ですが、色だけでなく、高機能であることがこの素材の最大の特徴です。・ヒートマグマックス
そして、ヒートマグマックス。断面の繊維量とフカフカとした表面は、決して綿(わた)状ではなく、みっちりとその生地全体を隙間なく覆っています。
正直、ここまでの繊維量と安定感を見たのは初めてです。
そして肌に押し付けたときの柔らかな感触。正直たまらない。
この繊維量の安心感は圧倒的!
湘南エリアでは3×3㎜で十分!(特に寒がりでなければ)
ヒートプレミアムVの5×3㎜に匹敵するのではないでしょうか?
(3×3㎜の表記については、運動性能が上がることで保温性をキープする、また特に寒がりでない、水温・気温が低いときはブーツを用いるなど、標準的な3×3㎜の使用方法に理解があることを前提として記載しています。)其の④「素材の伸縮率比較」に続く。
■はっ水性の比較?■
まずは「はっ水性」から。はっ水性。正直あまりその差に意味があるのかわかりません。
なぜなら発熱機能の起毛素材は、繊維が水分や湿気を吸うことで保温性能が上がるからです。
一応比較表には表記していますが、表面の水をはじくことにあまり意味がないと思っています。
おそらく従来のSCSのような素材であれば、水を全く寄せ付けない、
吸わないという特徴があったのですが、起毛素材では。。。
ただ、下の画像を見てください。ヒートプレミアムV

ヒートブレイン(※現在はレッドカラーに変更されています)

ヒートマグマックス
おやっ?マグマックスだけやけにボール状をキープしている。
そう、唯一見て取れるのは、マグマックスは表面の繊維が多くて細かく、ベルベットのような特殊ソフトクロスで覆われているため、水が浸透しにくかったのです。
もちろん、水滴を押せば「じわーっ」と繊維にしみこんでいきますが、この実験では、ヒートマグマックスの繊維量が多いいことを再認識させられました。其の③「素材繊維・断面比較」に続く。
またまたやります!
TUTTO独自視点の素材比較!
「自信があるから、ここまで見せます、比較します!」

正直どの素材を選べが良いかわからない。
寒がりなんですけど、どれがお勧め?
3×3㍉は真冬に使えますか?等々。。。
多くのご相談をいただきます。
ずばり言いますと、
TXシリーズの素材は他のどのメーカーにも負けないラインナップ!
何といっても、「発熱機能を持つ真冬用の起毛素材」ですから。
TXシリーズはすべてハイレンジの素材!
・ヒートプレミアムV
・ヒートブレイン(※現在はレッドカラーに変更されています)
・ヒートマグマックス
がこれにあたります。
この3つの素材はそれぞれ素晴らしい特徴を持ちます。
それを色々な角度から、独自の視点で解説していきたいと思います!
其の②「はっ水性比較」に続く。
年末年始は下記の通り休業とさせていただきます。
[年末年始休業期間]
平成20年12月27日(土)~平成21年1月7日(水)
■ご注文について
上記休業期間中もご注文は随時受け付けております。
ご注文内容の詳細なご返信につきましては、平成21
年1月8日(木)より順次ご返信させていただきます。
■お問合せについて
上記休業期間中のお問合せも随時受け付けております。
ご返答内容につきましては、平成21年1月8日(木)より
順次ご返信させていただきます。
■各種サポートについて
年末までにいただいた、製品の修理、修正等のサービス
につきましては、平成21年1月8日(木)より順次ご対応さ
せていただきます。皆様にはご不便をおかけしますが、
ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
ウエットスーツ メンテナンス[ 其の弐 ]ジャージ素材のウエットスーツがメインとなる春夏シーズン。
こんな感じで、お腹やお尻の辺りに
べったりとWAXはついていませんか?
ジャージスーツについたWAXは
濃い色のスーツでは白く見えるので、お猿さんのお尻みたいだし、
薄い色は、WAXが汚れを吸収しているので古そうなスーツに見える。。
どちらも見た目はよくないですね。
そんなウエットスーツを簡単クリーニング! 用意するのは、WAXリムーバーと布切れ。(今回はTOOLSの液体WAXリムーバーを使用)

WAXリムーバーは、液体のもので無香タイプがお勧めです。
布切れは、何でも大丈夫ですが、毛ぼこリの少ないものが◎。
1)WAXリムーバーを布切れに適量とり(吹きつけ)、
2)スーツの汚れを軽く叩きながら、
時に軽くこすりながら汚れを落としていきます。(
注意:強くこすらない事!)
注意:すべての素材でテストはしていませんので、もしかすると色落ちや表面繊維にダメージを与えるものもあるかもしれません。目立たない場所でテストを行ってからご自身で判断してください。
注意:汚れが広範囲の場合は、クリーニングした箇所としていない箇所でムラが出るのでご注意ください。各箇所のパネルごとに行ったほうがよりきれいに見えます。
軽く落としただけでこの通り。これだけ汚れていたってことですね。
3)汚れを落として乾かして、
さらに布切れの毛ぼこリをコロコロで取れば完璧!

見比べると、これだけの差が。。。
ステッチ(糸)部分もスッキリきれいに。

あと半分もきれいにすればこの通り。

見違えるようにきれいになりますね。
ウエットスーツ衣替えのシーズン、是非お試し下さい。